平成24年10月 小泉正和さん宅 お棚拝見
10月30日 秋晴れのすがすがしい日、当会員の小泉さんのお棚拝見です。
横浜市戸塚区舞岡町 市営地下鉄
舞岡駅で広報担当の津田さんと待ち合わせの間、近くを散策してみました。周囲は田園風景・里山風情というのか、土曜日ということもあり、近くのハイキングコースには、団体、家族と三々五々人々が行きかいます。市に編入されるまでは鎌倉郡舞岡村と言ったらしく、こんなところに住めたらとうらやましく思いました。
駅まで迎えに来てくれた小泉さんの車でご自宅に訪問です。小泉さんは現在63才。55才で地元の金融機関をリタイアし、生業の農業に従事しています。年間、果樹12種、野菜33種を栽培しているとのこと。1日平均12時間ほど働く為、年間を通した盆栽の培養、手入れに充分な時間がとれないとのことで、本人も残念がっています。広い庭には本格的な棚場に大小400鉢近く置かれ、壮観です。まず管理が大変だなと実感しました。
当会への入会の切っ掛けは、義父(当会の重鎮だった故山田堅也さん)の影響を受け、教えを請ううちに入会(7年前)、義父の友人の盆栽を土払いで買い受け、本格的にスタートしたと言うことです。
本人は以前から庭に実物(みかん、いちじく、柿、キューイ等)を植えて育てるのが大好きだったと言うことで、義父の影響もあり、ごく自然に盆栽の世界に入れたのだと思います。
駅まで迎えに来てくれた小泉さんの車でご自宅に訪問です。小泉さんは現在63才。55才で地元の金融機関をリタイアし、生業の農業に従事しています。年間、果樹12種、野菜33種を栽培しているとのこと。1日平均12時間ほど働く為、年間を通した盆栽の培養、手入れに充分な時間がとれないとのことで、本人も残念がっています。広い庭には本格的な棚場に大小400鉢近く置かれ、壮観です。まず管理が大変だなと実感しました。当会への入会の切っ掛けは、義父(当会の重鎮だった故山田堅也さん)の影響を受け、教えを請ううちに入会(7年前)、義父の友人の盆栽を土払いで買い受け、本格的にスタートしたと言うことです。
本人は以前から庭に実物(みかん、いちじく、柿、キューイ等)を植えて育てるのが大好きだったと言うことで、義父の影響もあり、ごく自然に盆栽の世界に入れたのだと思います。
好きな樹種は黒松、長寿梅とのこと、棚の黒松も古い樹が多く、迫力を感じます。骨格のしっかりした雑木も全体に古い樹が多いのですが、やや枝延びした樹も有り、やはり手入れの為の時間が足りないのかな、又、施肥も多すぎるのかなと感じました。
小品としてはサイズオーバーの樹も有るので、多少年月がかかっても思い切った枝の追い込み、改作によるコンパクト化、取り木の多様等に重点を置いて管理してはどうでしょう。
津田さんの写真撮影も終え、庭先の縁側でビールをいただきながらの話に、あと2~3年で農業は止め、趣味に専念したいとのこと。今までの経験に加え、教わった技術を存分に発揮して5~10年後には棚が様変わりすることを期待したいものです。
現在、忙しい中で当会の会計も担当していただいています。一見やさ男の様ですが、結構我が強く、根性があります。数少ない若手として、今後も当会の運営に参加し、長く一砂会の伝統を守る担い手として頑張ってもらいたいものです。
本人も会に入り、先輩がおしげもなくノウハウを披露し、親切に指導してくれるのがつくづく有難いとのこと。(一般に農家同士は一切ノウハウを教えることはないとのことです)
帰路、近くの山上の畑(前面道路が旧鎌倉街道)に案内してもらい、はるかうっすらとしたうろこ雲の向こうに富士山を見ることが出来ました。
大変有意義な半日を過ごし、自分も頑張らねばと思いつつ地下鉄に乗りました。(島津 記)